2024年パリ夏季オリンピックが目前に迫ってきた。前回の2020年夏季大会を開催したチームジャパンに注目が集まっていると言っていいだろう。
1912年以来、夏季大会を逃したのはわずか2回。これまで30競技497個のメダルを獲得してきた日本の五輪の実力は見事としか言いようがない。
柔道における日本の優位性は伝説的で、なんと96個のメダルを獲得してトップに立っている。また、新しい競技に注目しているのであれば、スケートボードでもその名を轟かせている。
空手に加え、スケートボードというニッチなカテゴリーでもトップに立っている。残念ながら、日本の得意分野でありながら、パリではプログラムから除外されているため、注目される分野ではない。
しかし、2024年パリ五輪のゲームプランはどうなっているのだろうか?過去の歴史を見れば、柔道と体操は有力な候補である。レスリングと水泳もそう遠くない。日本のアスリートが注目されるのは間違いない。
柔道
全日本柔道連盟は、グラン・パレ・エフェメールで開催される2024年パリ大会の代表選手を決定した。2020年東京大会で日本は9個の金メダルを獲得し、パリ大会での再現にプレッシャーと期待が高まっている。
東京2020の金メダリスト、アーロン・ウルフが14番目と最後の出場権を獲得した。男子-100kg級は日本柔道チームにとって最後の空き枠であり、ウルフは19歳の有望株、新井土太を抑えてその座を勝ち取った。
ドタは東京グランドスラムで準優勝するなど、強いパフォーマンスを見せた。しかし、ウルフは先日のパリ・グランドスラムで優勝し、2020年東京大会以来の国際大会での優勝を飾った。
「彼は今、タイトルを守る立場にいる。彼にはハードルを高くして戦いに臨んでもらいたい」と男子ヘッドコーチの鈴木啓示は語った。
オリンピック・チャンピオンの阿部一二三と宇多田も2024年パリ大会への出場権を獲得した。また、角田奈津美と新添沙季も2024年パリ大会のメンバーに選ばれた。
22歳の男子柔道選手、斎藤達である。オリンピックデビューに向けて、斎藤は韓国で1週間の合宿を行う。
「五輪までまだ少し時間があるし、今はいろんな人から励ましをもらえる時期。この気持ちを忘れずに前に進みたい」と圭司監督。
水泳
2024年パリ大会では、プール競技はパリ・ラ・デファンス・アリーナで、マラソン競技はセーヌ川のポン・アレクサンドル3世で行われる。
女子400mIM金メダリストの大橋悠依は、パリ大会への出場権を逃した。彼女は4分38秒89を記録し、オリンピック日本代表選考会では4位だった。スポットライトを浴びたのは、4分35秒40の日本高校新記録を樹立した17歳の成田美憂だった。成田のタイムは、パリ大会予選の4分38秒53を余裕で上回った。
成田に続いたのは谷川アゲハで、4分35秒60でパリ切符を手にした。松本勝浩や池江璃花子など、2020年東京オリンピックの注目選手も出場する。
かつては4分30秒82のPBで圧倒的な強さを誇っていた大橋だが、最近の成績は低迷している。しかし、彼女は200mIMでオリンピック出場権を狙う。
男子では、寺門元気が200mフライで自己ベストを更新。オリンピックデビュー間もない彼は、1分54秒07を記録し、世界チャンプの本田朋瑠を上回った。両選手とも、日本水泳連盟が定める1分55秒27という日本水泳界のフォーミュラ1のような基準を無事クリアした。
200m平泳ぎでは、元世界記録保持者の渡辺一平が2019年以来の自己最速となる2分6秒94で圧勝。花車優も2分7秒07でこれに続き、オリンピックの出場権を確保した。
レスリング、体操、スケートボード
フリースタイルレスリングでは、樋口黎(-57kg級)と高谷大地(-74kg級)が大戸黒拓斗や川井友佳子に続く活躍を見せている。女子では、須崎優衣(-50kg)が桜井つぐみ(-57kg)らとともに2020年の再現を目指す。
グレコローマンでは、文田健一郎(-60kg)と日下奈緒(-77kg)が、文田の銀を含め、2020年の実績と同等かそれ以上を目指す。
体操では、橋本大輝がオリンピックと世界選手権2連覇のディフェンディング・チャンピオンとして2024年パリ大会の出場権を獲得した。橋本は直接エントリーできるが、他の選手は全日本総合選手権とNHKトロフィーを経由しなければならない。全日本選手権3連覇中の橋本は、依然として最有力候補である。
ACLの怪我から復帰した2022年のビーム世界チャンピオン、渡辺葉月はワイルドカード。昨年準優勝の宮田翔子はNHK杯初タイトルを狙っており、日本女子チームの新星だ。
世界チャンピオンに君臨する白井空と西谷紅葉は、スケートボードの男女各3名ずつのオリンピック出場枠をめぐって厳しい戦いに挑む。
上海とブダペストで行われる最終予選で、44人の選手の中から代表が決まる。白井、ナイジャ・ヒューストンらランキング上位のスケーター、そして日本のトップアスリート数名を擁する日本は、オリンピックランキングに基づく3つの出場枠の確保を目指す。
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